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片桐勝則の日々つれづれ
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NO,204                                       2016年 6月29日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/         すばる            TELFAX 98-4220

 梅雨の晴れ間の新緑がまぶしい野辺山高原です。うっそうと生い茂る雑草を何とか取り除かねばと思うのですが、議会や参議院選挙でなかなか時間が取れず、もうしばらくは、伸び放題に目をつむります。適当なおしめりなど良好な気象条件で、高原野菜も順調に生育している様子で、出荷量が一気に増え、値段が下がり気味と聞きます。圃場廃棄などなければよいのですが、気になります。

《中部横断自動車道のルート変更を求める住民の陳情・要請、議会継続審査に!》

 南牧村議会は、4月から5月にかけ、住民有志の2団体及びJA長野八ヶ岳野辺山支部から議会議長あてに提出された、中部横断自動車道のルート変更等を求める3件の陳情・要請について、南牧村6月議会定例会において、「継続審査」としました。国にルート変更を求める同様な陳情等は、2千名近い署名簿とともに南牧村長にも提出されています。

この陳情等は、議会の総務経済委員会に付託されましたが、身近なかつ重要な案件であることから、議会全員協議会に諮り、3日間、7時間を超える協議を行いました。しかし、結論が出ず、総務経済委員会では、すぐに採択すべきという意見と継続審査にすべきという意見が出され、委員長の提案で、継続審査となり、本会議でも承認され、この陳情等は、次回議会までの継続審査となりました。

 議会全員協議会の経過の中で、切実な住民の声を尊重しなければという発言がほとんどの議員から聞くことができましたが、協議が進むうちに「県や、国の見解を聞くべきではないか」「他地区の住民の意見も聞く必要がありはしないか」「仮にルート変更しても新たな変更意見が出るのではないか」などの意見が出され、最終的には、多くの議員から継続審査にすべきという声になりました。ここで、強引に採決すれば、不採択になる可能性が大きく、結果的に継続審査にせざるを得ませんでした。継続審査と言うと、今までは、次の議会で「審議未了廃案」ということが多いのですが、これらの陳情等は、議員の真剣な議論の末の結果で、「前向きな継続審査」であると期待しています。

 きちんと地元住民に対し説明会を開催して来なかった、不誠実な国交省の対応をもっと早くから指摘、改善を求めるべきであったと、反省しています。これらの陳情等のために、南牧村長宛に多くの署名を集め、ご苦労された関係者のみなさんに敬意を表します。

《中部横断自動車道の計画段階評価の不備》

 平成26年7月23日、中部横断道の国交省か示した対応方針案を承認した国交省社会資本整備審議会道路分科会の第7回関東小委員会を前南牧村議会は、東京九段の合庁に傍聴に行きました。傍聴の際には気が付きませんでしたが、その時の議事録を改めて読み直してみました。関東小委員会の石田委員長は、事務局に質問しています。概要を紹介すると石田委員長が「ルート案について、妥当であるという内容と否定する内容の両方に〇が付いているが、いろいろな意見を伺うことができたと積極的に評価してよいか?」と聞き、それに対し、事務局は、「影響を受けるであろう長野県は、1回にしてしまいましたが、山梨県側は、工夫をしていろいろな方に来ていただいた」と答えています。つまり長野県側への説明は、ほとんど配慮されなかったことが明らかになりました。

 この関東小委員会の方針案の承認を受け、国交省は、平成26年12月に環境影響評価法(環境アセス法)に則った「中部横断道の環境影響に関する検討書」を発表、昨年の3月には、国交大臣が、環境大臣にこの検討書を提出し、それに対し環境大臣が、意見を述べています。つまり、この時点で、環境影響評価の手続きに入ったことになります。ちなみにこの検討書は、環境アセスの最初の手続きである「配慮書」に相当するものです。

 本来ならば、国交省は、この検討書=配慮書を公表した時点で、計画段階評価の際の長野県側の意見聴取や説明不足を解消すべきでした。つまり、この時点で、積極的に懇切丁寧に長野県側に説明会等を行うべきでした。

 もし、検討書が出された時点で、国交省によるしっかりした住民への説明がなされていれば、今ほどの多くの誤解や混乱は、避けられたかもしれません。

国交省の怠慢さ、誠意の無さ、あるいは長野県民を見くびっているのか、いずれにしても国交省の姿勢には怒りを覚えます。

《7月に長野県が中部横断道についての地元勉強会(?)を開催する?!》

 南牧村の6月議会定例会で、大村村長は、長野県と協議し、7月に南牧村で長野県が出向いてきて、住民と勉強会(?)を開催すると答弁しました。私は、国交省のこれまでの姿勢つまり、長野県側での説明が全くなかったことに対し、南牧村として断固抗議すべきと迫りましたが、村長の答弁はありませんでした。仮に長野県が来て、地元の意見を聞いたとしても、南牧村が主催で行った説明会と同様「ただいまのご意見は、事業主体の国交省に伝えます。」「ご要望は伺っておきます。」といったやり取りになってしまうのではないかと迫りましたが、大村村長は、「まず県に、そして国だ」といった答弁に終始しました。

 しかし、せっかくの機会です、7月の忙しい時期ではありますが、開催予定の長野県による勉強会、みなさん参加して、疑問や意見を遠慮せず述べましょう!

《市民と野党の共闘で安倍暴走政治に終止符を!》

 定数が一つ減り一人区となった激戦が予想される参議院選挙長野選挙区。危機感を覚えてか、自民党の総裁を始め幹部が連日長野県入りしています。そして、市民と野党の共闘を野合だと批判しています。欧州連合から離脱を決めたイギリス国民投票結果で、円高株安が進行しました。アベノミクスのもろさをもろに露呈しました。日本のGDPの6割を占める庶民の経済活動ですが、大企業がもうかればそのうち庶民にもその恩恵が滴り落ちるというトリクルダウンは、いつになっても訪れません。安倍首相は、この選挙の公約に憲法改正を明記しました。安保法制=戦争法を正当化するために、憲法をとりわけ憲法9条の改変を狙っています。今年も、「憲法9条をノーベル平和賞に」の運動が始まっています。長野選挙区選挙は、杉尾ひでやさん、比例代表選挙は日本共産党で、安倍暴走政治に断固NOを突きつけましょう!

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