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片桐勝則の日々つれづれ
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NO,221                                       2017年11月27日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/         すばる            TELFAX 98-4220

 先日、初雪が3センチほど積もった野辺山高原です。連日氷が張り、冬が駆け足で迫ってきています。

衆議院選挙は、小池都知事率いる希望の党の出現で、野党共闘が崩され、結果的に自民党を利することになりました。自民党は、有権者比17%の得票で、60%の議席を獲得するという、今の小選挙区制の弊害に救われた結果となりました。

 臨時国会が始まりましたが、安倍首相は、国政を私物化する疑惑となった森・加計問題に真摯に丁寧に答弁する姿勢は見られません。どこまでも国民をばかにした態度です。憲法改悪の日程も着々と進められようとしています。北朝鮮問題も自ら対話を求める姿勢はなく、強硬手段も辞さないとする米国に追随する態度は、独立国家の首相には思えません。今こそ、改めて私たち一人一人が、「アベ政治は許さない!」の声を上げる時ではないでしょうか!

 さて、12月6日から始まる南牧村12月議会定例会は、新年度の計画案、予算案の立案時期を前にした重要な議会となります。一般質問は、14日()です。是非、傍聴にお出かけください。

《地域から小学校が無くなる!皆さんはどう思いますか?》

 他の町村に比べ、広い南牧村です。この村に北小と南小の二つの小学校があるのは、当然といえば当然です。以前は、平沢、板橋、広瀬に分校がありました。そもそも、児童数が減ってきたからといって、本当に統合する必要があるのでしょうか。私は、この間の学校づくり委員会や建設検討委員会の審議を見聞して、日に日にその疑問が湧いてきています。

 校舎の老朽化と児童・生徒数の減少を理由に小中学校の合理化を図ることには問題があるのではないでしょうか。小中3つの校舎は、鉄筋コンクリート造りで、まだ築40年経っていません。現在の小学校を統合しても小規模校に変わりはありません。学校づくり委員会は、その答申の中で、一クラスの人数は15人が良いとしていますが、その根拠は示されていません。

21日第7回目の小中学校建設検討委員会が開かれ、小学校を統合し、小中一貫校をめざし、新しい学校の建設場所を今ある南小学校か、あるいは中学校周辺のどちらかに決めたいといった会議の方向性が、教育委員会から示されました。これまでも、それぞれの立地条件の問題や有利性を指摘する委員からの発言があり、とてもどちらかに決めるなどという状況ではありません。

そもそも、この委員会設置の根拠となる要綱によれば、この委員会の任務について「委員会は、南牧村立小中学校の施設整備等に関し、調査及び検討を行い、意見を述べる。」とあり、何か事を決める組織ではありません。

小中学校建設検討委員会は、10月下旬と11月初旬に、村の保護者対象に説明会を開催しました。3回行われた説明会の内、2会場に参加しましたが、最初の野辺山集落センターでは、参加者から、「保護者だけでなく一般住民を対象に説明会を開くべきではないか」という問いに、教育長は、こともあろうに「学校の建設場所が決まってから住民説明会を開く」といった趣旨の発言があり、会場から叱責のため息がもれました。学校を考えるときに欠かせないのは、子どもたち、保護者、住民そして教職員です。説明会の終了後、教育長には、発言内容について意見しました。

中央公民館での夜の部では、ある保護者から、「建設場所を北小、南小という前に、村はどのような教育ビジョンを持っているのかそのことをきちんとして、住民の理解を得てから場所について検討すべき」という主旨の発言がありましたが、その通りだと思います。

第7回の検討委員会では、複数の委員から、「時間がない」「後戻りはできない」「早くどちらかに決めるべきだ」などと委員会としての結論を急ぐ意見が出されました。なぜ、結論を出すことを急ぐのでしょうか?私は、この委員会は何かを決める組織ではないことを改めて指摘し、建設場所を強引に決めるというのであれば、議員としてこの場にいることはできないから、建設検討委員を辞退する旨の発言をしました。次回の開催通知が届き、12月19日に行うとのことですが、性急な進展を強いる会議の持ち方には、疑問を抱かざるを得ません。12月議会の中で、この点について質したいと考えます。

《今の6・3制の義務教育制度を改変する小中一貫教育は理想の教育なのか?》

 「小中一貫教育、義務教育学校は素晴らしい!」という掛け声の下で、全国で小中学校の統廃合が進められています。これは、財務省が進める教育予算の削減を文科省が一緒になり進めているものだという指摘もあります。 

小中一貫教育とは?義務教育学校とは?12月12日(火)に、松本大学の教授をお招きして「南牧村の小学校統合と小中一貫教育を考えるつどい」が、ピースアクション南牧の主催で開催されるそうです。

 昨年、教育委員会が保護者を対象に行った学校についてのアンケート調査結果によると、小学校を統合すべきというい意見が多くあり、さらに、小中一貫校を目指すべきという意見も多くありました。しかし、その一方で、小中一貫教育について知りたいとういう意見が圧倒的多数でした。

 こうしたアンケート結果を背景に、私は、村に対し専門家の意見を聴くことを提案してきましたが、実現せず今に至っています。今回の講演を聞き、改めて小学校の統廃合、および小中一貫教育等について考える機会にしたいと思います。皆さんもご一緒に参加してみませんか。

 主役の子どもたち、保護者、住民、そして先生方教職員が、みんなで考えより良い方向性を出すべきです。南北の対立をあおり、禍根を残すことの無いように、じっくり話し合いを持っていきたいものです。

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