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片桐勝則の日々つれづれ
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NO,217                                       2017年 7月31日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/         すばる            TELFAX 98-4220

 梅雨明け宣言と共に雨が降り、曇天が続く今日この頃です。庭には、以前酪農家から種をいただき、成長した『シキンカラマツ』の花が咲き誇っています。信濃毎日新聞社発行の「失われゆく植物たち」という本によれば、シキンカラマツは、準絶滅危惧種だそうです。薄紫のかわいい花弁と黄色のおしべの花を見ていると、心が和みます。

 先日松原湖で釣り上げたという30センチほどの小さなナマズを二匹いただきました。以前から飼育してみたいと思っていました。しかし、なかなか餌を食べず、一匹が死亡し、止むを得ず、小さな金魚を購入し一緒に入れておくと金魚の数が少しずつ減っていきます。飼育環境になれ、肉食魚用のペレットを食べ始めるまで、金魚さんごめんなさい。

《中学生議会(子ども議会)が実現!》

 以前より提案していた中学3年生による子ども議会が7月21日実施されました。マスコミの取材もあり、本会議場は緊張した雰囲気に包まれました。少人数ながら、さすがに中学3年生、はっきりとした口調で、それぞれの分野について村長や教育長に質問していました。再質問をする生徒さんもいて、私達議員の議会でのやり取り顔負けの場面もありました。

 村の災害対応・ごみ問題・マスコットキャラクターの作成・小中学校の建設問題・中部横断自動車道・道路の整備や清掃問題・中学校の部活問題・少子高齢化対策・村のイベント・農家数の減少問題など現状にマッチした多種多様な課題について、堂々と村に質し、積極的な提案もありました。十年後には、被選挙権を得ることになる15歳のみなさん、若いみなさんが積極的に村政に参加することを願っています。私たちも大いに参考になりました。中学生のみなさんそして先生方、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

《最近目立ち始めた公共工事請負の工事費用の増額など契約変更について》

 7月21日中学生議会の終了後、南牧村議会の臨時会が開催されました。内容は、工事請負契約の変更契約の議案1件と、同じく工事請負変更の専決処分の承認、2案件でした。5千万円以上の工事請負契約は、議会の議決案件となり、その変更も本来議会の議決が必要です。工事個所の一つは、川平市場線で、6月議会に工期延長の契約変更を認めたばかりでした。今回工事費の増額の契約変更が議案として上程されましたが、6月議会の説明の中で、工期延長の理由が予期せぬ湧水などがあったとし、その際議員から工事費用の変更はないのかと質したが、その答えは、変更ないとのことでした。しかし今回提出された工事費増額の契約変更日は、6月21日で、6月議会が終了した翌日の日付です。専決処分した2件の工事請負費の変更契約も同様に6月21日付です。6月議会中になぜ手続きを済ませなかったのか疑問が残ります。ただ、職員数が少なく、いくつもの係を兼務する中、これらの案件のように手が回らなかったことが理由に挙げられます。このことについて、課の設置条例を見なおし、課の増設や職員の増員を検討することなど提案しました。

《中部横断自動車道について長野県主催第3回意見交換会、村議会を無視して実施!》

 長野県は、一部住民との第3回意見交換会を現地視察という名目で、わざわざ子ども議会や臨時議会がある7月21日にぶつけて開催しました。南牧村議会の都合は、全く考慮されず、議員は一人も参加できませんでした。

 それも多くの村民に参加を呼びかけることはなく、一部の団体に声掛けをして実施されました。計画段階評価といい、環境アセスの配慮書の公表といい、これらの段階における地元住民への説明や意見を聴く場面を設定して来なかった国交省の誤った手法の穴埋めを長野県が行っているように見えます。しかし、長野県の手法も、似たり寄ったりで、地元民への配慮にかけ、ただ、既成事実を積み重ねているかのように思えてなりません。

 今回の意見交換会の開催について、南牧村に話があったのは、村が国道141号線の海尻地区の拡幅工事の要請に長野県庁に出向いた折だったそうです。その際、大村村長は、「住民全体に対して説明会をしてほしい」と要請したそうですが、県の臼田道路建設課長は、「ルートの会や考える会の皆さんと行う」と言って取り合ってもらえなかったと臨時議会の中で村長は述べています。

 このことが本当ならば、私達住民は、これ以上、中部横断自動車道にかかわる長野県主催の会議等には参加せず、次の手段を検討すべき時が来ていると言わざるを得ません。

《環境アセスメントの方法書の公表前の今が重要!》

 中部横断自動車道に係る環境アセスメントは、「配慮書」が示されて2年半、現在は、次の段階の具体的に環境アセスをどのように実施するかを決める「方法書」の作成段階にあると言われています。この「方法書」を作成するにあたっては、長野県曰く、今の3キロ巾のルート帯案を1キロ巾に絞らなければならないとのことです。しかし、ルート帯案の変更を求める住民の意見は聞き入れられず、仮に3キロ巾の中に1キロ巾としてルートを絞り込めば、住民の国や県に対する疑心暗鬼の感情は爆発することになります。

 国や県が本当に早期実現を目指すのであれば、懇切丁寧な地元説明会の実施を重ね、住民の意見をしっかり聞き地元のみなさんの知恵を参考にルート帯案の変更や工法等の検討を行い「方法書案」を作成すべきです。

 先日、『道路問題と環境アセスメント』と題する講演会に参加しました。講師の話では、中部横断自動車道の環境アセスメントの「配慮書」が示されてから2年半も長期に渡って「方法書」が示せないのは異例だと述べていました。また、「方法書」が提示されてからでは、住民の特にルートに係る変更等の要望を環境アセスに反映するのは極めて困難になるとのことでした。つまり、今が非常に大切な時期に差し掛かっていることになります。

 村長も議会も正式に国交省に対し、地元説明会の開催等を要請できない現状況下で、今私達住民ができること、しなければならないことをみんなんで真剣に知恵を出し合って検討しなければならないと思います。農繁期の中、また野菜等の価格低迷の折、心身ともに大変な季節と察しますが、地域の将来のこと、少しでもできることから始めましょう。

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