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片桐勝則の日々つれづれ
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NO,225                                      2018年 3月31日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/         すばる            TELFAX 98-4220

 春のような暖かい日が続く野辺山高原です。庭のフクジュソウも花が終わり実を付け、スイセンの芽が出始めました。今年は、連休前にサクラが咲くのではないでしょうか。

《平昌冬期オリンピック報告会、神長汐音さん南牧村スポーツ功労賞受賞!》

 3月30日、南牧村の神長さん(小海高校3年生)の平昌オリンピック出場報告会が、中央公民館で行われ、多くの村民やマスコミ関係者の参加する中、南牧村初のスポーツ功労賞を受賞しました。神長さんは、「初めてのオリンピック出場で、会場の雰囲気にのまれてしまったが、4年後の冬期オリンピック北京大会では、スピードスケートとショートトラック競技を並行して練習し、メダル獲得を目指したい」と今後の抱負を語りました。4月から甲府にあるANA商事の関連会社に就職するそうです。

 これからも健康に留意し、一生懸命練習して、次のオリンピックを目指してほしいと思います。神長さんが誇れる、謙虚さやさしさをいつまでも大切に頑張ってください!

《大村村長、統合小学校・小中一貫校の設置場所は南小学校を考えていると表明!》

 大村村長は、3月29日行われた最後となった第10回南牧村小中学校建設検討委員会でのあいさつで、統合小学校及び小中一貫教育の設置場所について「1、安全安心な場所、2、海尻地区から15分、平沢地区から15分の中心地、3、校舎建設中の子ども達のストレス軽減、これに合致するのは現在の南小学校(板橋地区)であり、現在関係者と協議している。」旨を述べました。また、「学校を議論するには、場所が決まらなければ協議できない。私の仕事は、新たな建設委員会を作ることだ。条例を制定して対応したい。その委員会で、1年でも3年でも期限を設けず検討してほしい。」といった趣旨の発言もありました。さらに「新しい委員会では、一から協議してもいいのではないか。」とも大村村長は述べました。

また、教育長は、「教育委員会は、学校づくり委員会が答申した『小中一貫校を目指す』ということを尊重したい。」と述べ小中一貫校について具体的に検討する意向を示しました。

私は、小規模校の何がいけないのか、どうして小学校を統合するのかという疑問、さらに小中一貫校の必要性については、単に学校統合(=教育の合理化)を進めるための口実にすぎないのではないかという疑念があり、今の村長および教育委員会の手法には、多くの疑問を抱かざるを得ません。

義務教育において切磋琢磨するという戦後の高度経済成長期の競争を中心とした教育方針は脇に置き、子どもが一人の人間として成長する、自己肯定感、自律感、安心感などの養成こそ、今、学校教育に求められていて、小規模校こそ、その実現のためにより好条件が整っているという、信州大学の伏木教授の話が心に残っています。学校は地域の宝です。無理強いして、地域から学校をなくし、住民の新たな対立を生むことが本当に南牧村の発展につながるのか、大きな疑問を感じます。みなさんのご意見をお聞かせください。

《中部横断自動車の環境アセスの講演会に参加》                                              

 南牧村で3月27日行われた中部横断道を考える移住者と別荘オーナーの会主催の「中部横断道問題を考える環境アセス学習会」に参加しました。講師は、山梨学院大学の名誉教授、椎名慎太郎氏でした。

 椎名先生は、南牧村での中部横断道に係る経過と現状、そしてこれからについて、環境アセス法などの法律に則って、分かり易くお話いただきました。

 1993年に成立した環境基本法の下、1997年に環境影響評価法が成立し、幾度かの改正が行われ、現在に至っているが、多くの問題をはらんでいる。そもそも、環境影響評価は、事業者が行うため、都合の悪い調査結果は隠したがる傾向があるということ。2011年の法改正で、計画段階配慮制度(日本型SEA)がスタートしたが、ヨ-ロッパなどで実施されている「戦略的環境アセスメント(SEA)」と大きく異なることは、SEAは、計画立案段階で始まるのに比べ、計画段階配慮制度は、すでに決定した事業段階で行われることだ。今、南牧村に係る状況は、環境影響評価の方法書の発表前の段階にあり、道路のルート案の3キロ帯を1キロ帯に絞り込む作業が先行する非常に重要な時期だ。

 方法書が示された時に、事業者=国は、県知事、村長の意見を勘案し、国民の意見を配慮して対象事業に関するアセスの項目および調査・予測・評価の手法を選定するとしている。この時、村が国に意見を述べるために、村の意見を集約する方法等を村条例化することで、より明確にしておく必要性がある。といった内容について話されました。

 私達は、環境アセスの方法書の公表時において、村が国に意見を述べるためにどのように村民の意見を集約し、どのように意見するのかその手法を謳った条例制定に向け早急に検討したいと思います。

 しかし、何よりも、この5年間、国交省による地元説明会が一回も開かれていない現状は、国交省への強い疑念を生みだしています。この解消がまず大事で、国交省は早急に地元説明会等の開催を行うべきです。このままいきなり方法書の公表ということになれば、道路建設そのものに反対する住民が生まれてくる可能性が大きくなります。

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NO,222                                       2017年12月25日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

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 あっという間に師走を迎えています。12月に入り、連日真冬のような低温の日が続いている野辺山高原です。今年一年、診療所の運営にご理解ご協力いただきありがとうございました。皆さん、どうか良い年をお迎えください。

《学校建設検討委員会が中間報告》

 12月19日行われた第8回南牧村小中学校建設検討委員会は、次のような中間報告書をまとめました。

「本委員会は、平成29年5月23日に、南牧村における小中学校の新たな施設整備等に関し、全村一体となっての学校づくりを進めることを目的として発足しました。

これまでに8回の委員会を開催し、小中一貫教育の姿や学校施設の設置場所の選定などを検討してきました。今回の中間報告では、学校施設の在り方については、小中一貫教育を進める上で小学校と中学校が一体となったものが望ましいとの意見が多数ですが、今後さらに、南牧村に最も適した望ましい教育環境の実現に向けて議論を深めて参ります。

また、新しい学校施設の建設場所については、いくつかの候補地を検討しましたが、現時点において1か所に決定するには至らず、現在の南小学校敷地、または中学校敷地周辺の2候補地に絞り、中間報告することが妥当であると考えます。」

この中間報告を年内に大村村長に報告するというものです。

このことについて21日付けの信濃毎日新聞の記事によると、「村は今後、場所の決定方法を含め検討。検討委は、候補地が絞られた後に会合を再開するとしている。」と報じています。しかし、候補地が絞られた後に検討委員会を再開するなどということは、先日の委員会では、報告も無く、了承を得たものではありません。

この検討委員会は、村が条例ではなく要綱を設置して発足させたものですが、私は、この設置が、地方自治法202条の3、および138条の4の3項に抵触する可能性を3月議会で指摘しました。実際に、その在り方やその運営の仕方が、当初より理不尽であることは、議事録を読んでいただければ、わかると思います。すべての議事録は、南牧村のホームページに掲載されていますので、ご覧ください。

今後村が、候補地をどちらかに絞り込むために、どのような手法で行うのか注視する必要があると同時に、そもそも小学校の統合の是非と、小中一貫教育の是非について、村民にきちんと説明し、丁寧にその意向を確認することが非常に重要になってきます。

単なる少子化(県下でも子どもの減少率は小さいほうのトップクラス)と校舎の老朽化(まだ築40年に満たない)を理由に、学校の合理化を進めることがあってはならないと考えます。これからの村づくり、学校づくり、教育ビジョンをしっかり検討し、村民の合意を得なければ、単なる候補地の選定に終始するようなことになれば、村を二分する結果を産むことを今から危惧します。ご意見をお寄せください。

《教育専門家の話を伺う》

 さる12月12日、松本大学教授の武者一弘さんの「小学校統合と小中一貫教育」についての講演会と意見交換会に参加しました。

 先生は、戦後から現在に至るまでの学校の統合の歴史的背景とその段階について述べ、今進められている学校の統廃合と小中一貫校設置は、そもそも財務省や総務省の肝いりで、そこに文部科学省が乗っかる構図で進められているということ。最も主体となるべき子どもたちが、なおざりにされているという問題などを指摘しました。

 主人公はあくまで、子どもたち、そして地域住民、教職員であることをないがしろにして進めるべきではないことを強調されました。

《国は中部横断自動車道のルート帯案等の説明ないまま年越しか!》

 国土交通省は、9月22日に南佐久郡の町村担当課長を長野県庁に集め、「第1回中部横断自動車道(長坂~八千穂)の計画調整会議」を開催し、その中で、次の会議までに1キロ帯のルート帯案を示す旨を述べたといわれています。

 長野県は、今年になって、国交省関東地方整備局長野国道事務所の中部横断自動車道建設計画推進室長を交え、一部の住民と意見交換会と称し、2回の会議を持ってきました。しかし、国土交通省は、国の対応方針を決定する前も、決定した後も今日に至るまで、ただの一度も住民説明会を開催してきませんでした。

 国の環境アセスの具体的内容を示した「環境影響評価方法書」の作成を進めている今、ルート帯を絞り込む作業は欠かせませんが、方法書の作成、公開前に、住民との意見調整がどうしても必要です。国の強権的な手法は、より良い道路建設には結びつかないことは、過去の事例を見ても明らかです。

 今からでも遅くない。国の丁寧な住民説明会、意見交換会の実施を、国土交通省に強く求めます。

《村が進める堆肥センター設置計画》

 南牧村は、堆肥を利用したバイオマス発電を当初計画しましたが、消化液(液肥)の処理問題や、費用面での課題があり、当面、大規模な堆肥センターの設置をスキー場跡地に考えているようです。この計画に当たって、畜産農家や技術員、行政の職員等からなる協議会を設立し詳細な検討に入る見込みです。

 特に酪農家の戸数や飼養頭数の減少が懸念される今、地域が一体となって、畜産振興、さらに、良質堆肥を利用した蔬菜づくりによる循環型農業の確立を目指し、皆で知恵を出し合い、前向きに取り組めたらと思います。また、周辺には迷惑施設となる可能性もあり、観光振興対策や村民の憩いの場所づくりなど幅広く総合的に検討することも大切と考えます。ここでも、教育問題と同様、将来の村づくり人づくりを一体的に考えることが必要ではないでしょうか。

NO,221                                       2017年11月27日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

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 先日、初雪が3センチほど積もった野辺山高原です。連日氷が張り、冬が駆け足で迫ってきています。

衆議院選挙は、小池都知事率いる希望の党の出現で、野党共闘が崩され、結果的に自民党を利することになりました。自民党は、有権者比17%の得票で、60%の議席を獲得するという、今の小選挙区制の弊害に救われた結果となりました。

 臨時国会が始まりましたが、安倍首相は、国政を私物化する疑惑となった森・加計問題に真摯に丁寧に答弁する姿勢は見られません。どこまでも国民をばかにした態度です。憲法改悪の日程も着々と進められようとしています。北朝鮮問題も自ら対話を求める姿勢はなく、強硬手段も辞さないとする米国に追随する態度は、独立国家の首相には思えません。今こそ、改めて私たち一人一人が、「アベ政治は許さない!」の声を上げる時ではないでしょうか!

 さて、12月6日から始まる南牧村12月議会定例会は、新年度の計画案、予算案の立案時期を前にした重要な議会となります。一般質問は、14日()です。是非、傍聴にお出かけください。

《地域から小学校が無くなる!皆さんはどう思いますか?》

 他の町村に比べ、広い南牧村です。この村に北小と南小の二つの小学校があるのは、当然といえば当然です。以前は、平沢、板橋、広瀬に分校がありました。そもそも、児童数が減ってきたからといって、本当に統合する必要があるのでしょうか。私は、この間の学校づくり委員会や建設検討委員会の審議を見聞して、日に日にその疑問が湧いてきています。

 校舎の老朽化と児童・生徒数の減少を理由に小中学校の合理化を図ることには問題があるのではないでしょうか。小中3つの校舎は、鉄筋コンクリート造りで、まだ築40年経っていません。現在の小学校を統合しても小規模校に変わりはありません。学校づくり委員会は、その答申の中で、一クラスの人数は15人が良いとしていますが、その根拠は示されていません。

21日第7回目の小中学校建設検討委員会が開かれ、小学校を統合し、小中一貫校をめざし、新しい学校の建設場所を今ある南小学校か、あるいは中学校周辺のどちらかに決めたいといった会議の方向性が、教育委員会から示されました。これまでも、それぞれの立地条件の問題や有利性を指摘する委員からの発言があり、とてもどちらかに決めるなどという状況ではありません。

そもそも、この委員会設置の根拠となる要綱によれば、この委員会の任務について「委員会は、南牧村立小中学校の施設整備等に関し、調査及び検討を行い、意見を述べる。」とあり、何か事を決める組織ではありません。

小中学校建設検討委員会は、10月下旬と11月初旬に、村の保護者対象に説明会を開催しました。3回行われた説明会の内、2会場に参加しましたが、最初の野辺山集落センターでは、参加者から、「保護者だけでなく一般住民を対象に説明会を開くべきではないか」という問いに、教育長は、こともあろうに「学校の建設場所が決まってから住民説明会を開く」といった趣旨の発言があり、会場から叱責のため息がもれました。学校を考えるときに欠かせないのは、子どもたち、保護者、住民そして教職員です。説明会の終了後、教育長には、発言内容について意見しました。

中央公民館での夜の部では、ある保護者から、「建設場所を北小、南小という前に、村はどのような教育ビジョンを持っているのかそのことをきちんとして、住民の理解を得てから場所について検討すべき」という主旨の発言がありましたが、その通りだと思います。

第7回の検討委員会では、複数の委員から、「時間がない」「後戻りはできない」「早くどちらかに決めるべきだ」などと委員会としての結論を急ぐ意見が出されました。なぜ、結論を出すことを急ぐのでしょうか?私は、この委員会は何かを決める組織ではないことを改めて指摘し、建設場所を強引に決めるというのであれば、議員としてこの場にいることはできないから、建設検討委員を辞退する旨の発言をしました。次回の開催通知が届き、12月19日に行うとのことですが、性急な進展を強いる会議の持ち方には、疑問を抱かざるを得ません。12月議会の中で、この点について質したいと考えます。

《今の6・3制の義務教育制度を改変する小中一貫教育は理想の教育なのか?》

 「小中一貫教育、義務教育学校は素晴らしい!」という掛け声の下で、全国で小中学校の統廃合が進められています。これは、財務省が進める教育予算の削減を文科省が一緒になり進めているものだという指摘もあります。 

小中一貫教育とは?義務教育学校とは?12月12日(火)に、松本大学の教授をお招きして「南牧村の小学校統合と小中一貫教育を考えるつどい」が、ピースアクション南牧の主催で開催されるそうです。

 昨年、教育委員会が保護者を対象に行った学校についてのアンケート調査結果によると、小学校を統合すべきというい意見が多くあり、さらに、小中一貫校を目指すべきという意見も多くありました。しかし、その一方で、小中一貫教育について知りたいとういう意見が圧倒的多数でした。

 こうしたアンケート結果を背景に、私は、村に対し専門家の意見を聴くことを提案してきましたが、実現せず今に至っています。今回の講演を聞き、改めて小学校の統廃合、および小中一貫教育等について考える機会にしたいと思います。皆さんもご一緒に参加してみませんか。

 主役の子どもたち、保護者、住民、そして先生方教職員が、みんなで考えより良い方向性を出すべきです。南北の対立をあおり、禍根を残すことの無いように、じっくり話し合いを持っていきたいものです。

NO,220                                       2017年10月20日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

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 紅葉を待たずに落葉する木の葉が目立つ野辺山高原です。ここ数日雨が続きますが、それまでの雨不足が原因でしょうか?今年の庭のドングリの実は、例年になく沢山生りました。クマもしっかり山のドングリを食べ、里に下りてくることなく冬眠しますように。

《歴史的な総選挙!》

自治日報という新聞の記事です。
「人間は妥協することなしにはいきることはできない。しかし、妥協とは『点』を失わない限りにおいて行うことだ。・・政党にも『点』があるはずである。・・政党が政治権力を獲得するために、妥協が必要だとしても、『点』を失うような妥協は、もはや妥協ではないということを肝に銘ずるべきである。・・現在は人間の歴史が方向性を喪失した危機の時代である。・・こうした危機の時代に実施される衆議院選挙の歴史的意義は大きい。」東京大学名誉教授 神野直彦氏の主張です。

=平和外交の大切さ=
 日本共産党の『点』は、反戦平和を貫くこと平和憲法を守ることこの『点』を曲げずに市民と野党の共闘を呼びかけて、この選挙も闘っています

北朝鮮のミサイル発射や核実験には断固抗議し、同時にこの挑発に屈することはありません。しかし、一方、強硬な態度を表明しているアメリカとの間で、万が一にでも暴発による戦争の開始という最悪の事態だけは防がなければなりません。そのためには、粘り強い外交交渉を北朝鮮およびアメリカに訴えることが重要です。残念ながら、今までの安倍政権にはそうした態度は見られません。

逆に、北朝鮮の蛮行を利用し、国民に危機をあおり安保法制の違憲性を正当化し、そのうえ、憲法9条を改悪するために「自衛隊を違憲だとする学者や政党がいるから憲法9条に第3項を加え、そこに自衛隊を明記する」と口にします。2020年のオリンピックの年までに憲法を改正すると具体的な政治日程まで提起しました。こんな危険な選挙公約を認めるわけにはいきません。維新や希望の党も改憲には賛成しています。

日本共産党は、自衛隊は憲法に違反していると考えます。しかし、今すぐ、自衛隊を廃止するという事は言っていません。日本の周辺諸国に平和的な社会情勢が整い、軍備を持つ必要がなくなる時が来て、国民的理解を得たうえで、自衛隊を解消する。それまでは、自衛隊を認めるという考えです。

=消費増税は新たな不況を産む=

自公政権は、2年後に消費税の税率を8%から10%に上げることを公約に掲げています。そして増税分の一部を財政再建を先送りし、幼児教育の無料化に充てると言い出しました。

日本共産党は、消費税の引き上げに反対です。税金の集め方と使い方の改革で消費税分の財源は確保できるという試算を示しています。

大企業は、法人税の引き下げや社員の非正規化などにより消費税の導入後、消費税の納税分に匹敵する内部留保という純利益の溜め込みを続け、今では400兆円にも達しています。また、所得税率は、所得1億円を超えるとどんどん下がっていきます。消費増税の前に、大儲けしている大企業や個人の法人税や所得税率の見直しを優先すべきです。

さらに、5兆円を超える防衛費や米軍への思いやり予算の削減、リニア新幹線など無駄な大型公共事業の見直しで、福祉や教育に回す予算は捻出できます。

税金は支払い能力のある所から徴収すべきです。消費税は最大の不公平税制です。

=格差社会の拡大!福祉・医療・介護そして教育予算の充実は急務

日本の子どもの相対的貧困率は先進国の中でも高く、大きな社会問題となっています。南牧村でも、就学援助制度を利用している児童生徒は、約7%あります。高校卒業までの子どもの医療費の無料化など村独自の援助を行っていますが、高い国保税、介護保険料など子どもからお年寄りまで、その負担感は切実な問題です。国保税については、1980年代は、国保運用経費の50%を国が補助していましたが、今は25%にまで削減してしまっています。国はさらに経費を削減するとして、来年4月から都道府県の広域で国保の運用を行う大幅な制度改定をスタートさせます。加入者への負担増が懸念されます。

=最低賃金の大幅値上げと中小企業対策の充実、非正規社員の正規化の促進は急務!=

大学は出たけれど正社員になれず、抱えた奨学金の借金返済もままならず、途方に暮れる若い人が増えています。母子家庭の50%が貧困世帯という実態、働く若者の25%が年収200万円以下で、日本の全就業者人口6千万人の内、約1千万人が、ワーキングプアと言われています。

中小企業対策費を大幅に増やして、最低賃金を1000円に、さらに欧州並みに1500円に上げ、大手企業は、非正規社員の正規化を直ちに行うべきです。

=TPP,FTAなど農業破壊につながる協定に反対!=

農業を日本の基幹産業としての位置づけを改めて行い、過去最低の食糧自給率(カロリーベースで38%)の向上を目指す具体的食糧自給政策の作成実施が急務です。アメリカが脱退したTPPですが、新たに残った10か国での検討が始まっています。また、ヨーロッパとのFTA協定も、具体的日程に挙げられています。

自民党は「TPP断固阻止!」を掲げて前の選挙を戦ったにもかかわらず、手のひらを返して推進に舵を切りました。嘘つき自民党には、もうこりごりです。

=安倍政権による非民主的な中部横断自動車道建設計画の推進に抗議する!=

中部横断自動車道建設計画のこの間の進め方を見るにつけ、国交省の無責任な自治体及び住民対応には、腹立たしさを覚えます。住民に寄り添った行政運営を強く求めます。安倍暴走政治の一端が現れているこの問題の解決には、民主的な政府への転換がどうしても必要です。日本共産党にみなさんの力をお貸しください。よろしくお願いいたします。

NO,219                                       2017年 9月30日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

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 霜が観測されるなど朝晩寒くなってきた野辺山高原です。気候が良いのか牛の病気も少なく、議会や運動会など各種行事にも余裕を持って参加することができました。庭のノギクの花も咲き始め、木々の紅葉も始まり、冬支度をしなければと思っていた矢先、急な衆議院解散総選挙となり、一気にあわただしくなりました。

《衆議院選挙でアベ政治に終止符を!》

衆議院解散の翌日、29日には、野辺山駅前で、日本共産党の前衆議院議員の北陸信越ブロック比例代表選挙予定候補の藤野やすふみさんと長野3区予定候補の小金沢ゆかさんの街頭演説があり、いよいよ選挙のスタートだと士気高く認識を新たにしました。憲法9条を守り、安保法制・共謀罪廃止のため、そして何よりも、安倍一強の暴走政治をストップさせるために、市民と野党の共闘を目指す日本共産党に是非、みなさんのお力をお貸しいただきたいと思います。

 衆議院選挙の告示は、10月10日、投票は10月22日です。

 投票は、最初に小選挙区選挙で、候補者名を書きます。次に、比例代表選挙で、政党名を書きます。3番目は、最高裁判所の裁判官の国民審査で、やめさせたい裁判官に×を付けます。つまり、3回投票することになります。

 大学生など投票期間中に帰省できない方は、不在者投票ができます。南牧村の選挙管理委員会に問い合わせ、今住んでいる住所に投票用紙を送ってもらい、開封せずに、お住まいの最寄りの役場に行き、選挙管理委員会の立会いの下、投票します。その投票用紙は、その選挙管理委員会が、南牧村の選挙管理委員会に郵送してくれます。この手続きに4~5日かかるので、告示されたら速やかに村の選挙管理委員会に問い合わせて手続きをしましょう。

《希望の党に私たちの希望を託せるのか?》

 安保法制(戦争法)も憲法改正も是とする小池新党は、見方によっては、安倍政権より極右的であり、『悪魔を退治するのに悪魔を使う』とある村民の方が例えていました。仮に悪魔を退治できても、残るのは悪魔です。  

29日付け信濃毎日新聞のコラム「斜面」では『「希望行き」の列車の旅を進められても日程や経路が示されなければ安易に乗り込めない。何よりどこに連れて行かれるか分からない。(中略)「安倍一強」批判票を結集するといわれても乗り込めない有権者は多いはず。保守勢力ばかりが肥大化し多源性を失う。政治は、そんな終着駅に向かうのか。』と戦前の翼賛政治を暗に揶揄しています。

 北朝鮮の核実験やミサイル発射など決して許されるものではありません。しかし、この問題を経済制裁では生ぬるいと、軍事的に解決しようとすることは、偶発的な戦争勃発もあり得ることを考慮すべきで、絶対に避けなければならなりません。世界に誇れる日本国憲法、この前文に掲げた理想をもって、粘り強い話し合いを外交に生かすことが、唯一の被爆国日本に、今求められています。この問題の解決、トランプとタックを組む安倍自公政権には期待できません。

《中部横断自動車道建設計画に新たな展開》

 去る、9月21日、国交省関東地方整備局長野国道事務所(事務所所在地は長野市)は、南佐久郡の6町村の建設課長等を招集し、「中部横断自動車道(長坂~八千穂)の計画調整会議」を発足しました。この会議の目的は、環境影響調査を具体的にどのように進めるのかを示す環境影響評価方法書(以下、方法書)の作成に当たり、ルート帯案の3キロ巾から1キロ巾への絞り込みにあります。

国交省は、平成25年2月に平沢公民館で行った関東地方小委員会ワーキンググループ主催の住民説明会(ルートに関しては全く触れず)を最後に、その後の建設計画に係る対応方針案の内定(平成26年7月)、環境アセスの検討書(配慮書)の公表(平成26年12月)、そして、平成27年4月の対応方針決定を経て、今日に至るまで、一度も地元住民への説明会を開催していません。

昨年に入って、長野県が国交省の肩代わり(?)となって、住民との勉強会、みらい会議や意見交換会を行い、住民とは十分なコミュニケーションをとってきましたよと言わんばかりに、既成事実を積み上げてきました。しかし、その話し合いでの長野県の応答は、「住民のみなさんのご意見は国に伝えます」「国はきちんと手順を踏んできているのでルート帯案の変更はできないと思います」などといった発言に終始しました。きちんと対応して来なかったから、今問題になっているので、このまま1キロ巾のルート案を勝手にひかせるわけにはいきません。国交省の主催により、地元の疑問や意見にまともに答えられる住民説明会の開催を今、環境アセスの方法書の作成前に行うことを強く求めます。

《中部横断自動車道の計画進行は、まさに安倍政権の象徴的な手法》

 この道路計画の政府の強引な住民軽視の手法は、歴代自民党政権が行ってきたもので、この時代になっても継承しているという実態が見え、特に安倍政権になってから顕著になっていることを感じます。「大名行列が通るから人払いする」をなぞったといわれる、小林一茶の「雀の子 そこのけ そこのけ 御馬が通る」の句ではないが、天下の高速道路が通るから住民は黙って従えなどというのは、時代錯誤も甚だしい安倍政権下の官僚の発想です。

 今度の選挙で安倍政権を退場させ、住民と丁寧に向きあう民主的な政権を誕生させましょう!

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