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片桐勝則の日々つれづれ
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NO,211                                       2017年 1月23日

 今こそ手を取り合ってひとつに                  発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/         すばる            TELFAX 98-4220

 寒中お見舞い申し上げます。野辺山高原に広がる広大な畑に降り積もった雪が、八ヶ岳おろしによって吹き飛ばされ、あちこちの道に吹き溜まりができています。除雪作業も行われますが、風が強ければアッという間に、また吹きだまってしまいます。車等走行の際は十分気を付けましょう。

《牛の糞尿処理の施設建設に向け村長表明》

 1月20日、南牧村の酪農・畜産農家を対象に今後の、牛の糞尿処理について大村村長から「牛の糞尿を利用するバイオマス発電施設の建設について具体的に検討したい」といった趣旨の話がなされました。

 確かに牛を増頭したいが、糞尿の処理が間に合わず、増頭できないという意見も出され、地元の(株)ヤツレン(牛乳工場)の原乳が不足がちで、他地域から搬入している現実を打開するためにも、地元での原乳の増産は、大きな課題となっています。

 この村の特に酪農の飼養形態は、糞尿の水分調整にたくさんのおがくずを使用し、それを堆肥置き場で反転して発酵し、野菜農家の畑に還元しています。ただ、この畑への散布時期が、高原野菜の取入れの終わった秋から初冬にかけて集中し、春から初秋までは、堆肥を全く撒くことができず、滞ってしまうという地域の特性があります。畜産農家は、この間限られた広さの堆肥舎に糞尿を溜め込むのですが、もともと半年以上の堆肥をストックしておけるスペースがないのが現状です。

 このはみ出した堆肥の処理が大きな課題になっています。これをバイオマス発電に利用できないかという事ですが、さらに研究・検討が必要と思います。

《学校づくり委員会の答申を受け新たな組織発足か?》

 「今後の南牧村立小・中学校の望ましい教育環境の在り方とその実現に向けた方策について意見を求める」として、昨年5月に村長の諮問機関として発足した「南牧村学校づくり委員会」は、12月26日、9回の会合の末、「現在ある2校の小学校を統合し、統合小学校と中学校において特色ある小中一貫教育を目指す」とする答申書を村長に提出しました。

 南牧村は、一昨年「南牧村学校づくり委員会設置条例」を作り、委員会は、昨年5月からこの課題に取り組んできました。学校長や保護者の代表、区会の区長などのほか、公募による委員の皆さんが、真剣に協議し出した答申です。委員の皆さんのご苦労に敬意を表したいと思います。

 昨年、学校教育法の改正により、義務教育学校が正規に、スタートしました。しかし、小中一貫教育は、実践が始まってまだ日も浅く、評価するには時期尚早ではないかと思います。一方で、地域によっては、住民に対し、小中一貫教育のメリットを強調し、学校統廃合への安易な利用が懸念されます。

 南牧村教育委員会は、2月中に、「学校建設及び一貫教育導入の調査・研究」のための新たな組織、村長の諮問機関ではない、学校づくり委員会のメンバーに、教育委員会、議会を交えた30人規模の新たな委員会を発足したいと考えています。私達議会は、この委員会に参加するか否かについて即答を避け、協議することを決めました。

 私は、この「学校づくり委員会」が、引き続き、中心となって、「学校建設及び一貫教育の調査・研究」について、村長の諮問を受けて検討すべきと考えます。議会は、独自の調査研究を行い、この委員会とは節目で意見交換を実施することを提案したいと考えます。

《中部横断自動車道みらい会議の狙いは?》

 昨年12月26日急きょ発足した長野県と南牧村主導の「みらい会議」は、中部横断自動車道の地域におけるメリット・デメリットを出し合い、続いてルートやインターチエンジについて意見を出し合う会議でしたが、その進行は、強引さが目立ち、ルート帯案の変更を求める団体の代表の声は、まともに聞き入れられない状況でした。

2回目の会議では、県の担当者からは、「この会議は、ルート帯案の3キロを1キロに絞り込むためのものだ」といった一方的な趣旨の発言があり、このみらい会議が既成事実の積み重ねに過ぎないものと思われて仕方ありません。

長野県は、このみらい会議を近隣町村でも開き、そこで出た意見等を南佐久郡の意見としてまとめて国に報告するとの説明がありました。国は、本来自らが開催しなければならない会合を長野県に肩代わりさせ、住民の切実な意見を直接聞くことも、疑問や質問にまともに応えることもしないで、計画を進めようとしています。国交省は、住民の前に出て、住民の切実な声を聴きその疑問や意見に真摯に対応すべきです。

《北杜市で中部横断自動車道のシンポジウム開催》

今月28日午後7時から、北杜市高根町の「北杜市やまびこホール」で、北杜市議会議員中部横断自動車道推進の会主催で、意見交換会(パネルデイスカッション)が開催されます。そこに南牧村の大村村長や川上村の藤原村長が、パネリストとして参加予定です。誰でも参加できるそうですので、多くの方の参加と発言を呼び掛けたいと思います。

《村と議会で熊本震災地およびバイオマス発電施設視察》

 村と議会は、1月24日から26日にかけて、熊本県の震災被災地の復興状況の視察と大分県日田市のバイオマス資源化センターを見学します。

 震災の被災地は、益城町から隣の西原村、西原村では、10戸の酪農家の内5戸の畜舎が全壊し、その復興に向けた取り組みを西阿蘇酪農業協同組合の組合長の山田さんから話しを伺います。また、東海大学の農学部のある南阿蘇村も訪れます。

 日田市のバイオマス資源化センターは、主にブタの糞尿と市民が出す生ごみを処理する施設ですが、最大受け入れ日糧80tの大きな施設です。昨年8月に貯留槽の爆発事故があり、その原因とその後の対策・復興状況もしっかり見てきたいと思います。

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