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NO,148 2011年 9月25日
今こそ手を取り合ってひとつに http://katagiri.konjiki.jp/ すばる TEL・FAX 98-4220 |
可憐なノギクの花が咲き始めました。あの大雨の後にもめげず、カンタンが「ルルルルル・・・」とまた鳴き始めました。ヨモギの茎をかじり穴を開けそこに卵管を刺し込み産卵するそうですが、あの小さな体に備わった子孫を残すための大きな機能に感心します。スズムシ、マツムシ、カンタンは、古くからきれいな音色を奏でる虫として秋の風物詩として親しまれてきました。南牧村にはそのカンタンが沢山生息しています。「カンタンの声を聞きながらすんだ夜空の星を見る」観光のキャッチフレーズになりそうな南牧村の自然の豊かさに感謝したいと思います。
《台風15号駆け抜ける》
9月21日、台風15号が駆け抜けました。12号に続き日本列島に大きな傷跡を残していきました。南牧村は、速やかに災害対策本部を立ち上げ、消防団の皆さんも警戒態勢に入り、午後5時45分に、森下、大芝、川崎地区の皆さんに自主避難勧告を出しました。20数人の方々が中央公民館に一時避難されたそうです。夜8時前には、避難勧告が解除され、住民の方々も無事帰宅され対策本部を解散したようです。村内10箇所に設置された気象観測機の雨量データが大いに役立っています。特に緊急時に住民の生命・財産を守る役場の体制の重要性を改めて考えさせられた一日でした。
東日本大震災を教訓に南牧村の防災計画の見直しが進められています。避難場所の指定増設や食料・飲料水などの備蓄、地区ごとの避難訓練の実施などきめ細かな防災対策が求められます。住民の顔が見える小さな自治体ならではの対応や配慮が頼もしく思えます。
《飼料中の放射性セシウム暫定許容値、300ベクレル/kg》
再び、農水省消費・安全局から日本獣医師会経由で、長野県獣医師会より「飼料中の放射性セシウム濃度の許容値300ベクレル/kgの周知」について、私たち獣医師が農家の皆さんに指導徹底する旨の依頼がありました。JAを含む飼料販売業者の皆さんは、十分承知しているので、飼料中に300ベクレル/kgの許容値を超える放射性物質が含まれることは無いと思いますが、改めて、その点を確認していただき、安全な牛乳や牛肉そして堆肥の生産に配慮していただきたいと思います。
《改正家畜伝染病予防法の運用間近》
改正家畜伝染病予防法の運用が10月1日に迫りました。畜舎の出入口への長靴の踏み込み消毒槽の設置や、訪問者の記帳が必要となります。既に家畜保健衛生所からパンフレット等が配布されていますので、熟読し実施してください。
また、この改正で、地方自治体の対応が大きく変わりました。改正家畜伝染病予防法第3条の二の3項「都道府県知事、家畜防疫員および市町村長は、特定家畜伝染病防疫指針および特定家畜伝染病緊急防疫指針に基づき、この法律の規定による家畜伝染病の発生の予防およびまん延の防止のための措置を講ずるものとする。この場合において、都道府県知事は、必要があるときは、市町村長に対し、当該措置の実施に関し、協力を求めることができる。」と謳い、特定家畜伝染病防疫指針では、「危機管理体制の構築」の中で、「日頃より本病発生時の通報・連絡体制を確認するなど、農林水産省、都道府県および市町村の段階で、危機管理体制の構築に努める。」と述べています。
つまり、農家とともに村も、日ごろから危機管理体制の構築に努めなければならないということです。そのためにも、農家、役場、県、専門家、そして畜産技術者などからなる南牧村家畜防疫協議会の一日も早い実質的な設置が重要です。
《菊池幸彦村長が再出馬を表明》
菊池幸彦村長は、9月議会定例会の一般質問の答弁で、11月13日投票の南牧村村長選挙に立候補することを表明しました。誠実で、私利私欲の無い菊池幸彦さんは、「皆さんと対話ですすめるあったか村政」を目指します。菊池村政は、この一期4年間に、誰もが何でも言える、本当に風通しの良い安心できる雰囲気の村をつくり上げました。今回も一党一派に偏らない村民のための村政を行うため無所属での出馬となります。
1期目の前半は、適当な言葉が見当たりませんが、あえて言えば、前村政の後始末と継続すべき必要な事業に追われました。終盤になってやっと村民要求をもとに新たな事業にも着手することになりました。もちろん私たち議会の了解を得ての事業実施です。
この4年間、議会は、菊池村長上程の平成20年度の当初予算議案から始まり、平成22年度の決算の承認案件までただ1件の補正予算案を除き(正確を記すためあえて書きますが、平成21年6月議会スキー場存続のための補正予算案を2名の議員が反対しました)すべて全会一致で可決してきました。
この事実からして、村長とともに二元代表制の一方である村民の代表としての議会が、菊池村長提案の施策およびその結果に異議を唱えなかったということは、当然この4年間の菊池村政の実績を認めたということです。もちろん選挙ですから、他候補との違いをアピールすることになりますが、私は、こうした成果を残した菊池村長に対し、批判あるいは対抗する候補者の考えや政策がどのようなものなのか注視したいと思います。
畜産関係の課題は、伝染病の防疫体制の確立、堆肥の処理問題、牧場の利用促進など山積しています。私は、南牧村家畜防疫協議会の実質的な立ち上げを再三村側に提案し、やっと具体的になりつつあります。こうした流れを皆さんの支援のもとに実現し、畜産振興に役立てることを願っています。村長職も酪農畜産業も片手間にできる仕事ではありません。これからも、菊池幸彦さんは、真剣に牛飼いに取り組む皆さんのために、そして一生懸命生活する私たち村民のために働いてもらえる人です。皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。南牧村長選挙の告示日は、11月8日、投票日は13日です。
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NO,147 2011年 8月22日
今こそ手を取り合ってひとつに http://katagiri.konjiki.jp/ すばる TEL・FAX 98-4220 |
お盆が空けたとたん急に涼しくなりました。セミの声もやみ、秋の七草のオミナエシが咲き、ススキの穂が開きはじめました。先日JAから「観光客が飛べないツバメを事務所に置き去りにしていった」と連絡があり、駆けつけると、巣立ったばかりのツバメが、クモの巣にでもかかったのか、主翼にクモの糸が絡まり、広げることができずにいました。絡まったクモの糸を取り去ると待っていたかの様に、飛んでいきました。
《厳しい基幹産業》
昨年流行したハクサイやグリーンボールの黒班細菌病の発生も少なく、高原野菜の作柄は全般的に良いようです。しかし、不景気や大震災の影響等で野菜に限らず個人消費の伸び悩みで、野菜の価格が不安定です。7月ごろまでの野菜の売り上げは、昨年並みとのことですが、8月期以降の販売価格がどうなのか大変気になります。
一方、畜産酪農関係は、牛肉のセシウム汚染問題で、肥育牛や廃用牛の肉値やF1(乳用牛と黒毛和種の交雑種)子牛の取引価格が低迷し、円高にも係らず、輸入飼料が高騰するなど、いままで以上に厳しい状況が続いています。
農水省は、お米を投資の対象品目とする先物取引の試験上場を認可しました。主食である米をマネーゲームの対象とすることが、果たして食料自給率40%足らずの日本であってよいことなのでしょうか。
南牧村は、原発事故で不安な毎日を過ごしている福島県伊達市の子どもたちを3泊4日で受け入れる事業を行っています。商工・宿泊関係者と連携しての避難者リフレッシュ事業ですが、先日様子を見に行きました。元気に遊ぶ子どもたちと保護者の皆さんの笑顔に、一日も早い放射能汚染の終息と将来の健康を願わずにはいられませんでした。宿泊業者の皆さんにとっても、少しでも低迷する宿泊客を補う事業として役に立てばと企画された事業です。
《安愚楽牧場が会社更生法適用を申請》
あの和牛商法詐欺事件後も、和牛オーナー制度を続けてきた安愚楽牧場は、7万人を超える会員(出資者)をもち全国の和牛の一割を占める飼育頭数を有するといわれる巨大牧場ですが、会社更生法の適用を東京地方裁判所に申請したと報道されました。昨年、宮崎県での口蹄疫の初発あるいは蔓延牧場の疑いがあると一部地元紙に報道されるなど、話題に事欠かない会社です。口蹄疫により、国から1万5千頭分の補償金が入り、傾いた経営の一助となったといわれましたが、その安愚楽牧場が、倒産することになりそうです。会員からは「出資金だけは返せ」といった訴訟準備の話があり、また、原発事故による放射能汚染稲ワラ給与による牛肉汚染および風評被害に対し「東電の補償金がこの牧場に支払われるのか」、また同時に「安愚楽牧場の倒産による日本の和牛市場への影響が今後どうなるのか」などは、関係者にとって重大な問題で、しばらくこの話題から眼が離せません。
出資者の多くは、1千万円以下(84%)ですが、1億円以上の出資者は全国に135人、最高額は3億5千万円だそうです。大口出資者の中に、政官財界の関係者がどのくらいいるのか、他の和牛商法がつぶれていく中、今まで生き残ってきた理由も、いずれ明らかにされると思います。既に、2008年12月、現みんなの党の代表、渡辺喜美衆議院議員の関連政治団体の政治資金集めのパーテイ―券を安愚楽共済牧場(安愚楽牧場の前身)が、30万円分購入していたことが報道されています。
《家畜伝染病予防法の改正と10月1日運用開始を前に》
家畜伝染病予防法が改正され、10月1日から運用が開始されます。家畜の飼育者には、出入り口の消毒設備の設置等や、万が一の場合を想定し殺処分した家畜の埋却地の確保、患畜の早期発見と早期報告、毎日の人の出入りの記録等など義務付けが強化されます。また、牛を200頭以上飼育する飼育者は、家畜保健衛生所との連携と担当獣医師の設置や従業員教育等が義務付けられます。
私たち獣医師にも、直腸検査の際など1頭ごと手袋を交換するなど今まで以上に診察上での衛生管理が厳しくなります。安心安全の農畜産物を供給するために、関係者が一丸となって取り組むことが大切です。そのためにも、政府は、TPP参加や消費税増税などと現場の生産意欲を削ぐような政策を即中止すべきであり、私たちはこうした政府の動きに対し厳しいチェックを怠らないように心がけ意思表示をすべきと思います。
《平凡であることのありがたさ》
先日、やや遠方まで用事で出かけ、そこで交通事故を起こしてしまいました。交差点での衝突事故で、私の不注意が原因です。乗車されていた方々に心からお詫び申し上げます。車には、若い女性が四人乗っていましたが、幸い軽症で大事に至らず、胸をなでおろしています。将来ある若い方々に、万が一何かあれば、ご本人はもとより、ご両親ご家族になんとお詫びしても体と心の傷はいつまでも癒されないだろうし、お詫びのしようがありません。また、私も深い自責の念にさいなまれていたことと思います。衝突の相手がバイクや自転車または歩行者だったらと想像しただけで胸が締め付けられる思いです。
この事故を機に、今までの運転時の集中力のなさを反省し、運動神経など年とともに劣っていくことを十分考慮し、安全運転に心がけるようにしたいと思います。この事故で、多くの関係者にご迷惑をおかけしたことに心からお詫びし、同時にご尽力いただいた方々に感謝申し上げます。「無病息災」平凡であることのありがたさを改めて感じ、東日本大震災で被害に会われた方々に、あらためてお見舞い申し上げます。
《村長選挙の日程が決まる》
南牧村長の任期満了に伴う村長選挙の日程が決まりました。11月8日告示、13日投票となります。私利私欲のない公平公正な村政の継続を心から願うものです。
※ 南牧村9月議会定例会の日程をお知らせします。9月7日開会、15日一般質問、21日最終日となりました。
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NO,146 2011年 7月25日
今こそ手を取り合ってひとつに http://katagiri.konjiki.jp/ すばる TEL・FAX 98-4220 |
台風6号の通過後から、朝晩涼しい日が続いています。庭にあるホタルブクロやシキンカラマツの花が咲き始めました。気候が安定しているのか、牛の病気は少ないのですが、先日熱中症によると思われる死亡事故があり、畜舎の暑さ対策がこれからの課題です。特に太りすぎあるいは痩せすぎの牛は、体温調節が健康牛よりも劣るため要注意です。
《放射能汚染を疑う稲わらの給与は絶対避けてください》
遅ればせながら、放射能汚染された飼料給与に関して、農水省消費・安全局から日本獣医師会に対し、獣医師による関係農家への指導依頼があり、長野県獣医師会は、日本獣医師会からの依頼を受け、私ども産業動物関係獣医師に7月22日付けで依頼通知してきました。農家への指導を27日までに行うようにというものです。
佐久家畜保健衛生所からも聞き取り調査があったことと思いますが、放射能汚染された疑いのある飼料については、一切給与しないように、重ねてお願いいたします。先日長野県が南牧村役場と南小で放射能の測定を実施しましたが、異常値ではなかったそうです。放射能値の高い「ホットスポット」が問題になっていますが、できるだけきめ細かな区割りでの測定調査が必要と思われます。現時点では、ここ周辺地域の農作物も含めて検査したものは放射能不検出とのことです。
放射能汚染された食品を介しての人体の内部被爆は、非常に深刻な問題です。東電や国に責任のある課題ではありますが、そうは言っても、食品からの内部被爆を極力避けるという一点で、現場にいる私たちは、その事実を知った以上、牛肉も牛乳もより安全な食品の原料を生産するために、その努力を怠ってはならないと思います。生産者の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
原発事故が引き起こす放射能汚染は、汚染による被災が収まるのに長い時間がかかり、汚染範囲の広がりは限りなく、そして、社会に与える影響は計り知れません。原発の危険は、「時間的」「空間的」「社会的」に他に類を見ない「異質な危険」であり、原発は、今の科学技術では手に負えない、共存できない代物です。「安全神話」を振りまき原発を推進してきた歴代内閣の責任は免れず、そのことへの反省がなされて初めて、総力を挙げて原発事故の対策実施と地震国日本の原発の撤廃に向けての今後の方針が作られるのだと思います。電力会社の役員が個人献金と称し、自民党の政治団体に多額の献金を行っていたと報道されました。原発の燃料は、70%以上がアメリカからの輸入です。日本の原発を取り巻くこの二つの事実は、アメリカと大企業言いなりの日本社会の矛盾の凝縮ではないでしょうか。先日、NHKテレビで、放射能汚染で避難地域になっている福島県飯館村の住民の方の様子が放送されていました。画面の奥のほうで、セミや小鳥のなく声が聞こえ、何もなかったようにサクラの花が咲いている様子に、放射能汚染の不気味さを感じました。
《堆肥等の他人への譲渡を自粛》
農水省は、堆肥中の放射性セシウムの基準を設定するまで、長野県を含む全国17都県の家畜排泄物からなる堆肥等の他人への譲渡や土壌への散布等を自粛するように長野県に通知してきました。農家の皆さんは、今の時期堆肥の譲渡等移動はないと思いますが、安全な農産物生産を確保するために自粛にご協力願います。
また、敷料など堆肥の混ぜものの原料の購入先など確認しておいてください。
《福島県伊達市の子どもたちを歓迎》
25日、福島県伊達市の子どもと保護者の皆さん35人が、3泊4日の日程で南牧村にやってきました。参加者の旅費や宿泊費等は南牧村の震災対策リフレッシュ事業でまかないます。福島では、子どもたちが野外では暑いのに長袖・マスクといったいでたちで、思い切り外で遊ぶことができない状況だそうです。涼しい南牧で楽しいひと時を過ごしてもらえればと願います。また宿泊受け入れ業者など関係者の尽力に敬意を表します。
《心筋梗塞という病気》
先日、友人が続けて心筋梗塞になり、1人は緊急手術で快復しましたが、1人は診察中に病状が悪化し、帰らぬ人となってしまいました。亡くなった友人は、私と同世代で、20代の頃から地域の青年団活動をともに楽しんだ人でした。今も要職にあり将来も地域を背負っていくすばらしい器量を持った人でした。本当に残念です。
心筋梗塞は、自覚症状がでてから処置までの時間との勝負だといわれます。日ごろの健康管理と規則正しい生活リズムなど自己管理ができれば最高ですが、どうしても無理をしてしまう中堅世代は、私自身も含めて気をつけなければいけないと感じます。「人生50年」といわれた戦国時代、今まさにその再来なのでは?人間が人間として大切にされ過ごすことができる社会のはずなのに、どこか歯車が合わなくなってきている気がします。隣近所、親兄弟そしていい仲間が自立しつつそれでいてお互い気遣いながら暮すこと、ごく当たり前の地域社会の良さを今までより増して築いていけないものでしょうか。
「生まれ変わったら、猫になりたいな」ある女性の言葉が頭をよぎります。
《アオサギを保護しました》
先日、「見慣れない鳥が畑でうずくまっている」と友人から連絡があり、駆けつけるとそこには体力を消耗し飛べないアオサギがいました。2日ほど魚を与え観察していましたが、ちゃんと足を伸ばし立てるようになり、3日目に牧草地で飛ばしてみたら、2回目に低空でしたが羽ばたき飛んでいきました。自力で魚を取っていけるのか気になりますが、あとは自然の力に任せます。サギは漁業関係者から嫌われています。特に繁殖期の食欲は旺盛で、魚の捕獲量はすごいと聞いています。しかし、それだけ豊富な魚や自然環境がこの地域にあるということでしょうか。
《デジタル放送開始》
デジタル化されてもアナログテレビで視聴できるのは本当にありがたいのですが、見るチャンネルが減ってしまって、テレビ好きな私にとっては少し寂しい気がします。
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NO,145 2011年 6月25日
今こそ手を取り合ってひとつに 発行 のべやま動物診療所
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NO,144 2011年 5月28日
今こそ手を取り合ってひとつに 発行 のべやま動物診療所
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