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片桐勝則の日々つれづれ
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NO,153                                         2012年 2月25日

 今こそ手を取り合ってひとつに        発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/ すばる   TELFAX 98-4220

 日照時間が徐々に長くなり、日差しも温かさが増してきている気がします。ひまわりの種を群れて食べに来るシジュウガラやヒガラのからだの色彩がなんとなく鮮やかになってきているように思います。家の中で飼っているブンチョウも巣に素材を運びこむようになりました。春は確実にすぐそこまで来ています。でも、いつもの冬よりやっぱり寒いです。

《遅ればせながら震災ボランテイアに参加》

 南牧村議会は、村の社会福祉協議会の方々と2月21~23日まで、栃木の畜産試験場のバイオマスメタン発酵・発電施設の視察と宮城県七ヶ浜町の災害ボランテイアに参加して来ました。七ヶ浜町の「七ヶ浜」とは、それぞれ七つの浜を持つ村々が合併した際に名付けられたそうです。ゼロメートル地帯の多くが津波でやられ、約700戸が被災し500戸が全壊または流されたそうです。死者行方不明者は百人を越えています。私たちは、菖蒲田浜という地区に行きましたが、大きな瓦礫は一箇所に高く積み上げられ、金属などは少しずつ運び出されているようでした。被災した車も沢山あり、数箇所に分け並べられ、破損した車から津波のすさまじさを感じさせられました。津波で決壊した堤防が、石積みで仮補修されていました。浜近くに建てられたばかりの3階建ての町営住宅の3階部分が床上浸水したそうで、建物の外見は何も無かったかのごとく、しっかりしているように見えましたが、津波の高さを想像して背筋が寒くなりました。

七ヶ浜町のボランテイアセンターには、連日多くのみなさんが、復旧ボランテイアに参加して、黙々と作業に専心していました。作業内容は、色々あるようですが、参加者が持つ技術を生かすものや、年齢や性別で軽重振り分けてもらえるようです。私たちは、畑の中の土に混じったガラスの破片や金属片などを取り除く、土ふるいを手作業で行いました。午後には、作業する私たちに、学校帰りの小学生が「ありがとうございます!」「ご苦労様です」と声をかけてくれ、「気をつけて帰りなよ」と返事を返す一幕もあり、子どもたちは津波で何も無くなった町道の脇を元気よく下校していきました。かろうじて軽度の被災ですんだ家をリフオームし、そこで暮し始めている方もありますが、仮設住宅暮らしの多くの方々は、もとあった場所に家を立てるのか、新たな土地に移動するのか、損害賠償も含めまだしっかりした復興計画が決まっていないようで、将来への展望が見えないようです。(今回は行政視察を行ってないので町行政や住民の皆さんの声を聞いてないので詳細は不明です)

連日ボランテイアの受け入れスタッフをされている方の中にもボランテイアの方がいらして、本当に感心させられました。また、ボランテイアの受け入れ体制が整っていない地域もあると聞き、被災地によって格差があると感じました。被災者のみなさんの心情に配慮し、カメラやビデオの撮影は、原則禁止されています。機会があれば今度は、私の子どもたちと参加できればと思いました。

《成年後見制度と地方自治体》

 認知症になったおばあちゃんの預貯金を息子や孫が勝手に使ってしまったなど、新聞沙汰にならないまでも、こうした事例を耳にします。

 成年後見制度とは、精神上の障害例えば、認知症、知的障害、精神障害などにより、判断能力が十分でない人が不利益を被らないように家庭裁判所に申し立てをして、後見人を付けてもらう制度です(2月24日付、自治日報参照)。後見人の申し立ては、多くが本人の子どもが最も多く約3割、市町村が申立人となるケースも約1割あるそうです(最高裁判所資料参照)。家族が本人と同居し、本人または家族が後見人を申し立てるあるいは後見人となる場合はともかく、1人暮らしで親族がいない場合などで本人が申し立てをできないときは市町村が家庭裁判所に後見申し立てを行うことができることになっています。こうした後見制度を利用している人はわずか約17万人だそうです。

 一方で、こうした制度を悪用し、家族の後見人が金銭を着服したり、弁護士などの職業後見人が不当な報酬を取得し財産を収奪したりするケースが増えているそうです。そうした中で、一般市民を第三者後見人(いわゆる市民後見人)とすることを求める声が高まり、関連法案の改正により、市町村がその責任において後見実施機関を設置し、市民後見人を養成・活用・支援をする仕組みを作っていくことが努力義務として位置づけられてきています(自治日報参照)。例えば南牧村のように小さな自治体でそうした機関設置等が可能なのか、あるいは広域連合等で考えるべきなのか、早急に検討する課題と思います。

 高齢者をターゲットとした「俺おれ詐欺」に見られるように高齢者が、身内からも社会の犯罪者からも狙われています。こうした犯罪から特に障害を抱えた人の人権や財産を守るために、成年後見制度の活用を広げるべきではないでしょうか。

《事業所得等確定申告始まる》

 確定申告が始まり、例年通り昨年一年間の収支を計算してみましたが、売り上げ減にもかかわらず、必要経費はほとんど変わらないために、所得が落ち込みました。もしここで消費税が倍の10%に跳ね上がれば、非常に大変な状況が生まれることは明らかです。経費は削れず、おのずと営業以外の生活費を削ることになります。私たち庶民の消費が益々落ち込めば、お金が回らず、デフレスパイラルはこれからも続き、国も地方も税収は落ち込むばかりです。原発事故後の対応も然りですが、庶民感覚を持ち合わせない政治家や官僚は、どのように懲らしめたら目が覚めるのでしょうか。

《世界は人口増と水と食料不足!日本は人口減と輸入に頼る食料》

 現在70億人、今世紀末、世界の人口は100億人に達するといわれ、現在も10億人のそれも5歳以下の乳幼児の多くが飢えているといわれます。蛇口の水をそのまま口に含むことができるきれいな水が豊富で、農産物の反収が非常に高い恵まれた日本でどうして人口が増えないのでしょうか。もっと農業を大切にして食料を生産し、食糧難の国々に農産物を支援物資として送ってあげられないのでしょうか。

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NO,152                                         2012年 1月25日

 今こそ手を取り合ってひとつに                 発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/        すばる            TELFAX 98-4220

 寒中お見舞い申し上げます。雪は少ないのですが、マイナス15度以下の寒い朝が続いています。先日の午前中、つがいなのか分かりませんが2匹のキツネが連れ立って家の前の畑を横切っていきました。見た目には毛づやも良く元気そうでした。河川敷に開墾の際に出た大きな岩や石が置かれていますが、その隙間を巣に利用しているのだと思います。以前、病気だったキツネを治療し「ゴン」と名づけて放したことがあります。そのゴンギツネかどうかは分かりませんが、温かくなれば、親子連れのキツネを見られるかもしれません。

《新年度の村の予算編成作業が始まる》

 それぞれの自治体は、1月に入ると新年度に向けた本格的な予算編成の作業が始まります。南牧村では、11月の村長選挙の選挙公約、12月議会定例会での村長の施政方針演説など、スタートした菊池村長二期目の最初の予算作りとなり、注目したいと思います。また、私たち住民は、大局的あるいは身近で切実な要求や要望などよく吟味し、自らこの時期に区や議員を通じ、あるいは直接村に伝えることが重要です。私たち議員を大いに利用してほしいと思います。ただ、議員は、「あれこれをしろ」と村に言うことはできません。例えば、村道に大きな穴が開いていたとします。「どこどこの村道に穴が開いていたから確認したほうがいいよ」とあくまでも情報提供と提案を行うことまでで「すぐ穴をふさぎなさい」という指示は原則できません。村民のみなさんが村に対して要求する際に立ち会うことは可能です。村長や議会宛に、請願や陳情書の提出もひとつの方法です。

《村主催で改正家畜伝染病予防法の講習会を開催》

 口蹄疫に端を発した家畜伝染病予防法の一部改正とその運用が昨年10月に始まりました。関係者は、内容を十分理解し実行しなければなりません。特に畜舎内に病原体を侵入させない、仮に伝染病が発生した場合に、病原体を周辺に持ち出さない対策が最も重要な点となります。今回の法律改正では悪性伝染病が発生した場合、患畜の評価額の100%が殺処分の手当金として支給されるように改正されましたが、飼育管理者の義務を怠ると、この手当金の一部が免責となることがあります。口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザなどの悪性伝染病の発生は、地域の産業や住民の暮らしにも大きな影響を与えます。悪性伝染病対策の充実は、昨年暮れから一部で発生したサルモネラ感染症やコロナウイルス感染症など、通常の伝染病対策にも極めて有効なことは私が言うまでもありません。

 村は、去る1月12日、畜産関係者を対象に、家畜伝染病予防法の改正内容についての講習会を開催し、約30人が参加しました。わずか1時間ほどの一方的は講義でしたので、十分理解するには不十分でしたが、既に県から配布されている「飼養衛生管理基準」の冊子を熟読し、理解を深め早急に防疫対策を実施してほしいと思います。また、成牛200頭以上飼育する大規模農家(法による規格)は、担当獣医師と連絡を取りながら定期的な衛生指導等を受けることとなっています。

 県下でも、最も乳牛の飼育頭数が多い南牧村に、こうした伝染病対策などを関係者が一堂に会して協議する場が無いのは問題です。伝染病等の発生時の緊急対応など日ごろから話し合っておくことと同時に、実践に沿った訓練も定期的に実施すべきと考えます。

《消費税の倍増、税率10%どう思いますか?》

 たとえ経営が赤字でも、売り上げがあれば消費税は払わなければなりません。もともと消費税は、低所得の人ほど重税となる逆進性の不平等な税制です。政府が進める「社会保障と税の一体改革」は、消費税も上げるは社会保障の国民負担も増やすという、庶民・中小零細企業いじめ大金持ち・大企業優遇の政策です。テレビも新聞も、大手スポンサーの意に沿った報道が中心で、消費税率の大幅引き上げの世論誘導に一役買っています。しかし、そうした策動にもかかわらず、国民の反応は、「消費が落ち込み、景気がさらに悪くなる」「被災地にも増税の波が押し寄せ、震災復興が遅れる」「TPP・普天間・原発さらに追い討ちをかける消費税の引き上げは許しがたい」など各種アンケート調査でも増税反対の声が5割を上回っています。

 事実、消費税が導入されて20年を超えましたが、大企業の法人税の減税総額と私たちが納めた消費税総額がほぼ一致するという事実を見ても、この税制が一体誰のためのものなのか。資本金10億円以上の大企業の内部留保が、この10年間で90兆円増加し、266兆円に達したそうです。その一方で、労働者の賃金が、10年前平均461万円だったのが、今では50万円も引き下げられ412万円となりました。

 労働総研の試算では、企業の内部留保460兆円(資本金10億円以上の大企業は、この内266兆円)の3,94%(大企業6,8%)を活用すれば、新たな雇用が466万人生まれ、消費支出が12兆円増加、国と地方の税収が2兆円増加するとしています。

 それではどうやって財源を確保するのか。高額所得者の税率を以前に戻し、大企業減税をやめ、株配当への課税率を2割(現在10%)に戻します。政党助成金の廃止、八ツ場ダムや原発推進費、アメリカへの思いやり予算など防衛費の削減、こうした無駄な予算の大幅削減をすれば財源が生まれます。

 景気が回復してまともな経済状況になれば、社会保障拡充のためなら、多少の増税はやむを得ないと考えてもらえるのではないか。しかし、今はとてもそうした状況にないし、消費税の増税などとんでもない話だと思います。

※ 今月下旬から2月にかけ行事が目白押しです。留守勝ちになり、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、宜しくお願いいたします。

1月25日宿泊研修(岡谷)、2月4日~5日議員(個人)研修(東京)、10日議会視察(大町市)、19日ふるさと会(東京)、21日~23日議会視察・ボランテア(東北) 今年も一年、下手な文章にお付き合いしていただきますよう宜しくお願いいたします。皆様に取りまして幸多き一年となりますようにご祈念申し上げます。

NO,150                                           2011年11月25日

 今こそ手を取り合ってひとつに               発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/         すばる           TELFAX 98-4220

 住宅の周りの木々が、ほとんど落葉し、部屋の奥まで沢山の太陽光が射し込んできます。冬支度を進めなければと思いつつ、毎日が過ぎていきます。4年に一度の大イベントのあと、ゆっくり自分自身を見つめなおす時を持ちたいと思うのですが、中々その暇もありません。もうすぐ師走、村の議会定例会が始まります。あっという間の一年ですね。

《消石灰の散布時の注意》

 先日、家畜保健衛生所から「消石灰散布時に、石灰が目に入り、失明する事故が発生」といった文書が届けられました。伝染病の侵入防止や乳房炎対策として行われている畜舎の出入り口や牛床などへの消石灰散布には、くれぐれも気をつけてください。万が一、石灰が目に入る事故が発生した場合は、大量の水で洗い、すぐに医療機関にかかってください。角膜の潰瘍が進むと失明することがあるそうです。炎症が深部に及べば、角膜移植をしても回復不可能とのことです。畜産関係では、多くの医薬品が使われます。使用上の注意を怠らず安全に使用しましょう。畜産・酪農は、生き物相手で、365日気の抜けない毎日ですが、飼い主さんも、牛たちも過失事故のないことを願っています。

《32年ぶりの大学同級会》

 3月12日に予定していた大学の同級会が、大震災で中止となっていましたが、11月5日大学祭の日程に合わせ行うことができました。160人ほどいた卒業生のうち55人が参加し、卒業以来始めて会う同級生もいて、まったく変わってしまって思い出せない人や、そうかと思えばほとんど変わっていない人など、恩師も交えてのあっという間の懐かしさがこみ上げる数時間でした。学生時代の話ばかりでなく、TPPや原発事故の話が飛びだすなど、田舎での飲み会と一味違った意見交換をすることができ、「みんな真剣に生きているんだな」という印象を受け、「私も頑張らなければ」という気持ちになりました。32年ぶりに開催できたのは、中心となって取りまとめ役を引き受けてくれた二人の女性の幹事さんのおかげです。心から感謝いたします。私は、議員をしているということで閉会の挨拶を任されましたが、いい加減アルコールも入りどうなるかと思いましたが、みんな静かに聞いていただき恐縮しました。「5年後に元気でまた会いましょう!幹事のみなさんご苦労様でした。」

村長選告示の直前の土曜日で、選対の皆さんには無理を言って参加させてもらいましたが、生気を養うことができ、心新たに後半戦に臨むことができました。

《菊池幸彦村長再選を果たす!》

 菊池幸彦村長は、二期目に挑戦し、1、256票、得票率56.88%で、相手候補に304票の差をつけ、再選を果たしました。一騎打ちの激しい選挙戦でしたが、相手陣営の強い組織固め選挙に勝利できたのは、菊池村長の人柄と経験・実績そして、これから実践しようとする公約を前面に掲げ対抗し、そのことが、多くの村民のみなさんに認められた結果でした。地元広瀬の皆さんの団結力を肌で感じる選挙戦でした。菊池村長は、共産党籍を持ちながら、「村民の代表として広く村民の声を聞き、村の行政は、一党一派に偏らない公平で清潔でなければならない」と前回に引き続き、無所属で立候補しました。

 震災と原発事故後の厳しさが予想される国および地方行政ですが、常に村民に寄り添いお互い思いやることができる「結」と「絆」の精神を大切に4年間頑張ってほしいと思います。また、いつまでも選挙結果にこだわらず、私たち一人ひとりの村民が、知恵と力を出し合いよりよい村づくりのために一致団結し取り組むことができたらすばらしいと思います。

 この選挙戦を通して、今まで自らの選挙も含め、多くの選挙に係ってきましたが、私自身、今回ほど悔いなく戦えた選挙は初めてでした。ここでは書けない、多くのドラマがありました。すばらしい候補者とそれを支える家族や地元のみなさん、そして仲間のみなさんに心から感謝申し上げたいと思います。また、選挙戦終盤で、「菊池幸彦頼む」と草の根的に応援してくださった多くのみなさんに敬意を表します。ありがとうございました。

 私は、今後も理事者に対し、積極的に提案し、チェックする議会の一員として、微力ながら、村民のみなさんに喜んでもらえる「あったか村政」の発展に、今まで以上に頑張って関っていきたいと思います。

《環太平洋連携協定=TPP参加反対のうねりを!》

 TPPへの参加は、時期尚早という声が高まりつつあります。農業関係者の多くは、日本農業が壊滅的打撃を受けるという農水省の試算等からその内容が周知されつつあります。しかし、多くの国民は、スポンサーの意に即した一般マスコミの大企業やアメリカの言い分に偏った報道に翻弄されている感があります。今重要なのは、TPPの本当の姿や狙いを国民の前にさらけ出し、国民的議論を展開することです。

 現在乳製品の自給率は、生乳換算で70%、TPPにより生乳と生クリームを除きすべてが輸入に置き換わってしまいます。コスト高の内地酪農は太刀打ちできず、一部北海道酪農のみが国内で生き残りをかけることになるといわれています。村長選挙でも、農業後継者有志の呼びかけによる合同個人演説会のテーマに「TPPについて」がありましたが、この問題は、多くの農業後継者にとって死活問題であるという認識の高まりを感じました。国民合意のないTPP参加は、推進すべきではありません。

《12月議会の日程が決まる》

 先日、議会運営委員会が開かれ、12月議会定例会の日程が決まったそうです。12月7日開会、15日一般質問・議案審議、20日議案採決・最終日となりました。

 今議会では、村長がこれから4年間に臨む「所信表明演説」を行なう予定です。議員の一般質問は、この所信表明に関する質問に集中することと思いますが、いずれにしても、選挙公約に掲げた事柄をどのように実践していくのかが問われる大切な議会になると思います。みなさんの議会傍聴をお願いいたします。

安心・活力・希望の南牧へ

   みなさんと共に、さらに前進させましょう! 

 

  =南牧村長選挙結果(11月13日)=

 

 当選 菊池幸彦氏   1,256票  
        
得票率 56.88%

 

    高見沢武史氏    952票
      
  得票率 43.12%

 

      当日の有権者数 2、622人

 

         投票者数 2、242人

 

         投票率  85.51%

 

         無効票     34票

 

 ご支援ありがとうございました。ご意見をお寄せください。

   電話・FAX 0267-98-4220  片桐まで

NO,149                                           2011年10月25日

 今こそ手を取り合ってひとつに      発行 のべやま動物診療所   

http://katagiri.konjiki.jp/ すばる    TELFAX 98-4220

 先日、酪農家から、こんもりと仕立てた菊の株をいただき、咲き始めた薄紫の花を我が家を訪問される皆さんにも楽しんでもらえればと、敷地の侵入路の村道脇に植えました。家の周りに積もった落ち葉の上を歩くとガサッ、ガサッと心地よい音と感触が伝わってきます。ほっと一息つける瞬間です。

《一頭一袋》

 家畜伝染病予防法の改定とその運用開始に伴い、みなさんの畜舎の防疫対策は万全でしょうか。畜舎入り口の消毒用踏込槽の設置はもちろんですが、私たち畜産技術員等以外の畜舎訪問者の名簿を作成しなければならないなどやや手間のかかる日常作業が必要となりました。県や村の指導に従い早めに実施しましょう。

 私も、例えば牛白血病等の蔓延予防に直腸検査の際の直検手袋を一頭ごと取り替えて行うことをはじめました。最初は面倒な気がしましたが、始めてみるとなんとなく心地よい気分になってくるのが不思議です。この牛は妊娠しているな、これは黄体遺残だなどと一頭ずつ診断し手袋を脱ぎ去る時の充実感とでもいうのか、今までは「何頭終わった。後何頭だ」といったややネガテイブな感覚から解放されたような気分になります。30年近く前、一頭一針といって、一頭ごと新しい注射針に取り替えて注射し始めた頃のことを思い出します。本来そのときから、直腸検査も同様に行うべきだったことを反省しつつ初心に帰って診療にあたっています。

《畜産農家の堆肥対策》

 村は、畜産振興と良質堆肥の活用で化学肥料の減量と安心安全な野菜づくりを目指し、野菜農家の畑に堆肥盤の設置補助等を含め、県に対して新たな補助事業等の検討を要請しています。牛の飼育頭数の多頭化が進む中、現実問題として、一年分の牛の糞尿をストックする施設を設置することは大変困難です。野菜の出荷が終わり、マルチの片付けの後、畑に堆肥を撒き来春に備える今この時期、堆肥の消費がピークになり堆肥舎の堆肥もすべて片付きます。しかし、この時期を過ぎると堆肥舎には毎日排泄される糞尿が溜まり始めます。この堆肥が、高原野菜作りという地域の産業を支えているのですが、もし、野菜農家が自らの畑の近くで、畜産農家から譲ってもらった糞尿を自分の気に入った堆肥に仕上げ、畑に入れるシステムがもっと広がれば、堆肥舎からあふれる堆肥問題は、一部解決できると同時に、循環型農業のモデルケースになりはしないでしょうか。

 以前は、大雨が降ると川に流れ出た糞尿が、異様な泡立ちとにおいを振りまくといった苦情が役場に寄せられ、そのつど現場に駆けつけたことがしばしばありました。佐久地方事務所、村役場、JAなどに問い合わせましたが、最近そうした苦情や相談はないとのことでした。牛の糞尿から、土作りのための良質堆肥を作り、土に還元して安全・良質な野菜を作るシステムが、今以上に確立されれば、この地で生産された野菜をより積極的に消費者にアピールできるのではないでしょうか。

《村長選挙、実績・人柄・政策これが選択の基本では》

 11月8日告示、13日投票の南牧村長選挙が迫っています。私たち有権者は、候補者の何を参考にして選択するのか。当然のことですが、金品の授受や飲食の強要など買収供応がまかり通った時代は終わり、今は、実績と人柄そして政策(公約)で勝負する時代だと思います。憲法でいう「基本的人権の尊重」のひとつである、自由に投票する権利の行使には、実績を評価し、候補者の思いを聞き、政策の信憑性や実現の可能性を見極めることが大切ではないでしょうか。こうした選挙こそ、民主主義の根幹であり、国でも自治体でも住民自治の基礎つくりであると思います。清潔で公正な村政を生み出すには、買収供応のない公正な選挙が求められます。特に若い世代のみなさんが、不正に染まってしまうことは、未来の南牧村にとって大きなマイナスになってしまいます。

4年前、菊池幸彦村長を誕生させた村民のみなさんの選択は間違っていなかった。次の4年間、この流れをさらに発展させ、安心・安全・希望の南牧のために、みなさんの更なるご支援を宜しくお願いいたします。

 菊池村長のこれからのプラン(公約)を紹介します。

同時入園でなくても、第3子から保育料を無料化し、18歳まで医療費を全額補助(レセプト代は、現行どおり200円補助、自己負担300円)します。村長の給与の3割カットと村長専用車の廃止を継続します。平成23年度から28年度まで実施予定の県営畑地帯総合土地改良事業(畑総事業)は、総額25億円という大事業です。もちろん、「関係者の了解のもとで慎重に実施する」(9月議会での私の質問に対する答弁より、概要)ことは当然ですが、場合によっては、計画変更も可能(県担当者)な農業関連施設等の整備事業です。原子力発電依存の見直しの世論が高まる中、個人住宅向けの太陽光発電設置補助は、再生可能性エネルギー推進の啓蒙にもなります。スキー場の跡地利用は、新たな観光拠点としてまた村民も憩える場所として、みんなで納得のいく利用方法を検討します。若者定住を目指した村営住宅を建設します。

菊池村長が二期目に臨むこれらの公約は、実績に基づき、財政的裏づけをもった実現可能なプランです。南牧村のさらなる発展のためみなさんのご協力を心からお願いいたします。

《農技連で福島県伊達市に野菜と牛乳を届ける》

 南牧村には、農業技術者連絡協議会(農技連)という任意団体があります。普及所の援助で、村、JA、のうさいの補助と学識経験者の会費で運営されています。放射能汚染により屋外生活が制限され、リフレッシュするため夏に南牧村に招待した福島県伊達市の子どもたちにと、南牧村特産のキャベツ220キロとポッポ牛乳500リットルを24日、共同給食センターに届けました。到着予定時間を2時間近く遅れたにもかかわらず、伊達市の教育長さんはじめこども部長さんなど10人以上のみなさんから、熱烈歓迎されました。

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